All Room
【 Yoko Sato solo exhibition】
さとう陽子 − じげん −
2021.10.8(Fri) - 10.17(Sun) 会期中無休
12:00 - 19:00
*最終日17:00まで / The last day until 17:00

*レセプションパーティーはございません。

“ 待つ “ oil, oil pastel, shell, calcite on canvas 33.5×53cm 2021

s+arts (スプラスアーツ)より、さとう陽子 個展「じげん」の開催をお知らせいたします。

さとう陽子は、絵画、写真、詩、パフォーマンス等の多様な表現活動を通して世界との向き合い方を問い続けている作家です。各ジャンルの表現を合わせることはせずに、独立した自身の表現方法として成立させ、制作を続けています。その他、学校や高齢者施設などで身体感覚から作品をつくるワークショップ等も行い、精力的に自身の表現の場を広げています。

本展では、視覚だけでなく、音、味、匂い、触感などの感覚も使って絵を描くことで「いまここに生きている画面になるようにする」と語るさとうの絵画表現としての新作を発表いたします。キャンバスに油彩、パステル、鉛筆、メディウム等を重ねて厚塗りの強弱をつける方法と、脱力した[穴]や[破れ]のような減算の要素を画面に入れる方法が合わさることで、独自の絵画空間の広がりを表現する彼女の作品は、観る者の捉え方により様々に表情が変化します。

- 生きたいと願うこと-
文化芸術は衣食住足りてからとよく言われる。
しかし生きたいと願うこと自体が豊かなことではないのか。
私は本当に生きたいから制作をする。
効率や勝敗や損得のような価値観ではつかめない、世界の多面的な捉え方の面白さやその深さを作品で表現することが出来るから、生き生きと生きられる世界は現実に確かにあると感じられるからだ。
その時私の存在は認められているとも感じる。
誰もが生き生きと生きられる世界をもてること。それは一人ひとり自分の存在が無条件に認められていると実できることだ。
そして本来の安心あるいは幸福というものは人ひとりでは得られない、個人のままの他者とのそういった実感の共有だと思う。
全ての人にそれぞれの生き方がある。
それでも私は本当に生きたいと願う一人として、ともに行く。
一人ひとりの存在に光があたる、そんな作品をつくっていく。 --- さとう陽子

さとうは、作品を通して自身の考えに引き寄せるのではなく、どのように人に託せるように出来るか、という観点で制作をしています。作品そのものではなく、観る人に光が当たるような作品を目指すその姿勢は、一人では得られない“生き生きと生きられる世界”を誰もが持てるようにと願う彼女の想いが込められているようにも見受けられます。

本展示タイトル「じげん」は、時限、次元、慈眼、示現など、様々な意味を想像することができますが、作品と同様、受け取る側に託された解釈により意味合いが変化する、彼女らしい詩的な要素を含んだ言葉だと言えるでしょう。近年作品画面の描き込む部分と描かなくても良い部分の区別がより理解でき制作していると言うさとう陽子の作品は、跳躍するような説得力が更に増しているようにも感じられます。

これを機に是非ご高覧頂くださいますようお願い申し上げます。


さとう陽子 Yoko Sato
1958 東京生まれ
1981 日本大学芸術学部美術学科卒業

個展
2021, 20 s+arts(東京)
2020, 18, 16, 14, 12, 09, 07, 05, 01, 98, 96, 94, 93 ギャラリー檜(東京)
2019 s+arts(東京)
ノハコ(東京)

2018~12, 10~08 Shonandai MY Gallery (東京)(‘17よりShonandai Galleryに改名)
2012, 10, 08 Galleryジ・アース(神奈川)
2011 gallery 21yo-j(東京)
2011, 07 パーソナルギャラリー地中海(東京)
2009, 1997, 96 GalleryDEN.現代HEIGHTS(東京)
2008, 06, 04, 02, 00 湘南台画廊(神奈川)
2007, 1988, 87 ギャラリーQ(東京)
2003 トキ・アートスペース(東京)
2003, 1992,91,90,89,86 Gアートギャラリー(東京)
2000 かわさきIBM市民文化ギャラリー(神奈川)
1998 かねこ・あーとギャラリー(東京)

グループ展(抜粋)
2021 「瀧田亜子 & さとう陽子」ギャラリー古今(東京)
2018 「dialogue-絵画について」ギャラリー檜(東京)
2017  「Thoughts through Drawings-POINT」Gallery 惺SATORU(東京)
2015 「dialogue-Vol.Ⅲ さとう陽子×稲憲一郎」ギャラリー檜(東京)
「春韻展」Gallery 工房 親(東京)
2010 「カテゴリア〈視像のゆくえ〉展」ギャラリー檜(東京)
2008  「絵画にみるもの、絵画からみえてくるもの」
練馬区立美術館・ギャラリー檜(東京)
2007 「Art on Life 生きることの美術」room 2330(東京)
2004 「日本・チェコ国際交流展 VISION」Galerie Kritiku(チェコ)
2003 「第18回平行芸術展〈あざやかの構造〉」小原流会館(東京)
「セレクション 2003」かねこ・あーとギャラリー(東京)
2001 「塩竃-ブルターニュ芸術交流プロジェクト」塩竃市(宮城)
2000 「平面の試み-2人の場合」かねこ・あーとギャラリー(東京)
1999 「4人の仕事」かねこ・あーとギャラリー(東京)
1998 「さとう陽子×大塚泰子展」Gallery DEN(東京)
「インナータイド」Imagination Factory OTTO(神奈川)
1995 「distance」ギャラリー檜(東京)
1994 「ENGELUS NOVUS」Garerie Gottfried Hafeman(ドイツ)

1992 「立ち上がるかたち」お茶の水画廊、淡路町画廊(東京)
1988 「現代美術ストリート」横浜市民ギャラリー(神奈川)

アートフェア
2019 Affordable Art Fair Hong Kong(香港/Hong Kong)
2015 Young International Artists Paris(フランス/France)
2011 インド アートフェア(インド/India)
2010 ART OSAKA(大阪/Japan)
2008 ART Singapore 2008(シンガポール/Singapore)
  アジアトップギャラリーホテルアートフェア(東京/Japan)
2007,06KIAF (韓国/Korea)

その他
 2013 短詩集「ペインとペイント」(自費出版)
 2003 ホルべインスカラシップ奨学生/Holbein Scholarship