Room 1
【 Rinka Otake / Hiroko Tokunaga 】
“Before it becomes ” 大竹麟花 / 徳永博子
2026.11.13(Fri) - 11.28(Sat)
Close : 日・月・火曜 / Sun, Mon, Tue
12:00-19:00 最終日17:00まで / The last day until 17:00
*レセプションパーティーはございません。
大竹麟花 : ' The List ’ copper, paraffin wax 20.5 × 21 × 1.2 cm 2026
徳永博子 : ' Origin, Point of Sound_mo4 ’ acrylic plate, acrylic plate(mirror),wood frame,alminum 52.5 × 52.5 × 7 cm 2026
s+arts(スプラスアーツ)より、大竹麟花と徳永博子による二人展「Before it becomes」の開催をご案内申し上げます。「それが何か になる前に」という意味合いを持つタイトルの本展は、世界や自己が何かとして確定する、そのひとつ手前の不確かな状態に目を向ける二人展です。
大竹麟花は、金属工芸技術の一つである、溶かした金属を型に流し込み形を作る鋳金を用いて、銅や真鍮などの金属で立体作品を制 作しています。また、鋳金の制作過程で蝋型を作ることから、蝋を支持体としたペインティングや、七宝、インスタレーション等、多様な 素材で表現します。朝起きてから眠るまで、または何かを作る場面における、意識の断続性や時間の感覚、幾度も立ち現れるイメージ などを、物体として表す試みを続けている作家です。
「左右を何度も確認してから渡った道路で轢かれそうになった時、前の人がした質問と全く同じ質問をしていた時、電車で電光掲示板 を前の駅まで確認していたのに乗り過ごした時、そういう瞬間が積み重なる度に私は、一秒前の自分も決して信用してはならない、とい う気持ちを強固にしていく。
人は気温や気圧、直近の出来事やその後の予定に至るまで、あらゆる周りの事象から影響を受けるせいで、一瞬たりとも同じ状態や感 覚ではいられないのではないか。自分が考えていると思っていることは、確固たる意思のようでいて、時間の経過と共に何かに考えさ せられていたり、気付かないうちに知らない場所へスライドしていたりする。
蝋はそのような揺らぎや不安定さを自然に映す素材のようだ。金属の堅牢さとは対極にあるもののように感じるが、鋳金という技法の 工程越しに眺めると、金属と蝋は親しい友人同士のような、前世で同じ人だったかのような、そんな近さがある。蝋と金属という物質 を通して、今が新しく来る度、別人になる少し前の自分たちを、観察し、今と過去の間に想起されるイメージを形にする。」--- 大竹麟花
徳永博子は、透明なアクリル板を丁寧に削り重ね合わせることで、浮遊感を持った作品を発表しています。細やかな点と線の集まりは、 氷の結晶のようにも感じられ、ストロークの「集積」と、その重なりから「知覚」されるものを制作のコンセプトとしています。世界は粒 子でできているという構造的な観点から、物理的だけではなく概念的な面からも共通することに着目し、独自の視点から表現方法を 模索しています。近年では、霧などの自然現象をモチーフにした作品や、インスタレーション、立体作品、写真作品など幅広い制作にも 注力しており、国内外の展覧会やアートフェアを中心に新たな展開を見せています。
「かたちや意味が生まれる前、世界にはひとつの響きがあったという。目には見えないまま、確かにそこに在ったもの。
私は、目に見えるものだけでなく、その背後にある現象や、ものを見ることで生まれる感覚に関心を持っている。
これまで“集積と知覚”をテーマに、透明なアクリル板や金属、鏡などの素材を重ね、光や風景、周囲の環境との関係から生まれる変化を作品にしてきた。素材を透過し、反射する光は、見る位置や時間によって異なる表情を見せる。
そうした変化を重ねることで、普段は意識されることのない現象や、目には見えないものの存在を浮かび上がらせたいと考えている。
素材と光、空間と視線が関わり合うなかで生まれる現象を通して、見ることや感じることの意味を探っている。」--- 徳永博子
両者の作品に共通するのは、確かなものとして捉えていた自己や世界が、実は絶え間ない変化の中にあるという視点です。人それぞれ の知覚を経て物事が存在すること、そして変わり続ける自己の輪郭を、異なる素材と表現を通して提示します。作品と向き合う時間の 中で、鑑賞者自身の見ること、感じること、そして存在することの意味もまた、静かに揺らぎ始めるのかもしれません。これを機に、大 竹麟花と徳永博子の二人展を是非お楽しみください。
德永 博子 Hiroko Tokunaga
1983 長崎県生まれ
2003 福岡デザイン専門学校視覚情報デザイン科卒業
2009 東京造形大学美術学部絵画科中退
個展
2022 「私の祈り」KOMINKAN Gallery coco(長崎)
「HirokoTokunaga solo exhibition」 ALLDAY Gallery(東京)
2019 「Pick up points,Carefully」 Gallery Tagboat(東京)
2018 「Diffused reflection」MDP Gallery( 東京 )
2015 「永遠の中に一瞬があるのか、一瞬の中に永遠があるのか」PÚBLICO(長崎)
2007 「リトルカオス」cafe NEUTRAL+(長崎)
2002 「-pre TOKAY GECKO AWARD-"innocent"」GALERIE RECOLTE(福岡)
グループ展(2015 年以前省略)
2026 「Before it becomes」 s+ars(東京)
2024 「awarness」 s+arts(東京)
「newroll Select vol.2024 新春」gallery newroll(群馬)
2023 「newroll Select2023」 gallery newroll(群馬)
「HOOOT」アドバルーン商会(東京)
「Tagboat art fair 2023」東京都立産業貿易センター浜松町館(東京)
2022 「THROUGHⅡ」FICTION(NY/US)
「CASIO Presents Music Tapestry Exhibition」渋谷ヒカリエ8 CUBE(東京)
「ART FAIR HAKATA」博多阪急(福岡)
「Tagboat art fair 2022」東京都立産業貿易センター浜松町館(東京)
2021 「Yuusuke Fujikawa x Hiroko Tokunaga」阪急メンズ東京(東京)
「Their collage」s+arts (東京)
「若手美術作家展~立体へのアプローチ~」 小田急新宿本店 / 美術画廊(東京)
「TAGBOAT ART FAIR」 東京都立産業貿易センター浜松町館(東京)
「アート解放区」 EATS 日本橋(東京)
「Non-address」 Gallery Tagboat(東京)
2020 「s+arts christmas exhibition」 s+arts(東京)
「TAGBOAT ART SHOW」 阪急メンズ大阪(大阪)
「素材のチカラ」SHUKADO CONTEMPORARY(東京)
「TAGBOAT 展」 ジェイアール名古屋高島屋(愛知)
「Weekend 展覧会 Vol.1」 徳永博子・松本沙希 /SHUKADO CONTEMPORARY(東京)
2019 「アート解放区」 TENOHA 代官山(東京)
「Contemporary Art Salon, Autumn 2019」 / 秋季當代藝術沙龍展(台湾)
「Daphne-craft POPUP shop」馬喰町 ART+EAT(東京)
「rooms EXPERIENCE38」五反田 TOC(東京)
2018 「TOKYO ILLUSION 東京幻境日本當代藝術展」 台中軟體園區 Dali Art 藝術廣場 B 棟展覽館(台湾)
「Composition」 Shonandai Gallery(東京)
「SICF19」スパイラルガーデン(東京)
「ブレイク前夜展」 Bunkamura gallerz(東京)
「TAGBOAT AWARD 台湾凱旋展」(東京)
2017 「企業コラボ東京プロジェクト 2017」(東京)
「12th TAGBOAT AWARD EXHIBITION in TAIPEI」 谷居 Gu Ju(台湾)
「12th TAGBOAT AWARD」(東京)
2016 「WILL」 Shonandai MY Gallery(東京)
「TAGBOAT ART FES 2016 Independent」(東京)
「11th TAGBOAT AWARD」(東京)
受賞
2017 12th TAGBOAT AWARD グランプリ受賞
2016 11th TAGBOAT AWARD 審査員特別賞塩入敏治賞受賞
2001 アジアデジタルアート大賞展 カテゴリー B 大賞受賞メデイア
2023 NBC 長崎放送 Pint - 活躍する長崎出身者特集 -
2022 NBC 長崎放送 Pint
2021 フジテレビ KinKi Kids のブンブブーン
2016 BS フジ ブレイク前夜
